杉村富生
著者のコラム一覧
杉村富生経済評論家

1949年熊本県生まれ。明治大学法学部卒業。軽妙な語り口と、分かりやすい経済・株価分析などに定評がある。ラジオNIKKEI「ザ・マネー」にレギュラー出演。著書は「これから10年 株で『1億』つくる!」(すばる舎)、「株長者が絶対にハズさない『売り』『買い』サインはこれだ!」(ビジネス社)など多数。

家計の「キャピタルフライト」がいよいよ始まる 日本の現預金1000兆円が海を越える日

公開日: 更新日:

 円安が進行している。状況は「日本売り」に近い。4月28日には瞬間、1ドル=131円台の安値があった。為替関係者の間では「円安トレンドは始まったばかり」との声が聞かれる。円はどこまで売られるのだろうか。

 ここでの円安については日米の金融当局(FRB、日銀)の政策の違い(金利差)、輸入業者(石油)の性急なドル手当て、貿易赤字(2021年度は5兆3748億円)の存在などの要因がささやかれている。

 さらに、政府系の10兆円大学ファンドの円売り、ドル買いの動きがあったと思う。

 なにしろ、FRBが利上げ、QT(量的金融引き締め)を粛々と進めているのに対し、日銀は指し値オペを通じ、強力な金利上昇抑制を図っている。

 ただ、物価上昇(3月のCPI:消費者物価指数は8.5%、日本は1.2%)を考えると、アメリカの実質金利は極端に低い。ではなぜ、円安に振れているのか。

 それは事業会社などの実需筋のドル買いである。活発な為替取引を背景に、外資系金融機関は今年1~3月(第1四半期)に年間の為替部門の収益目標を達成したという。

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