ウクライナが6月逆襲で反転攻勢か…ロシア軍が弱体化、米欧「攻撃用」兵器供与で強気に

公開日: 更新日:

 膠着状態が続くロシアとウクライナの攻防戦。この先、戦況はどうなるのか。ウクライナは6月にも“逆襲”に出てくる可能性がある。

 ウクライナ大統領府のアレストビッチ顧問は5日、「米欧から提供される武器がそろう6月中旬以降に反転攻勢に出る」と発言。東部ドンバス地方などでロシア軍の撃退を目指す考えを示した。ゼレンスキー大統領も、2014年にロシアに併合されたクリミア半島について「奪還を目指す」と明言している。

 これまでの「守勢」から一気に「攻勢」に転じるつもりだ。国際ジャーナリストの春名幹男氏はこうみる。

「2月24日の開戦後、西側諸国からウクライナに供与されたのは、対戦車、地対空ミサイルといった『防衛用』兵器だけでした。ところが、4月中旬から榴弾砲や戦車など『攻撃用』兵器が供与されるようになった。結果、ウクライナ軍がロシア軍を各地で押し返すなど、戦況は好転。4月下旬に首都キーウを訪れた米国のオースティン国防長官が『ロシアを弱体化する』と発言しましたが、実際にロシア軍は相当、弱体化している。ウクライナはかなり強気になっているはずです。6月中旬に兵器が届き次第、攻勢に出ても不思議ではありません」

ロシアの逆鱗に触れ攻防は長期化

 しかし、ロシアが事実上支配してきたドンバス地方やクリミア半島にウクライナが手を伸ばしたら、ロシアも絶対に黙っていないだろう。プーチン大統領は9日の演説でドンバスやクリミア半島について、「われわれの土地だ」とハッキリと明言していた。ウクライナが両地域の奪還のために攻勢に出れば、プーチン大統領の逆鱗に触れるのは間違いない。

「オースティン長官の『弱体化』発言直後、プーチン大統領は議会演説で『われわれは全ての手段を有している。必要があれば使用する』と、核兵器の使用を示唆しました。これは、『ウクライナが攻勢を強めれば核使用も辞さず』という警告でしょう。ドンバスやクリミアに手をかけられれば、プーチン大統領が最悪の決断をする可能性は否定できません」(春名幹男氏)

 やはり、この戦争は簡単には終わらない恐れがある。

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