「ニッポンの大金持ち」大調査! 不動のトップ3に追随する“ニューカマー”の資産家は?

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 大富豪はスケールが違う。米テスラのイーロン・マスクCEOはツイッター社の買収に動いた。国内でもZOZO創業者の前沢友作氏が昨年、宇宙旅行に旅立った。物価高に慌てふためく庶民には無縁の行動だが、“大金持ち”はワンサカいる。国内の資産家を大調査!

  ◇  ◇  ◇

■“世界の大富豪”イーロン・マスク氏は5.6兆円ツイッター社買収

 マスク氏は440億ドル(約5.6兆円)でツイッターを買収する見込みだ。何しろ、マスク氏は米フォーブス誌の2022年版世界長者番付で初めてトップに立ったほどの大金持ち。その資産額は2190億ドル(約28兆円)に達し、2位ジェフ・べゾス氏(アマゾン創業者)の1710億ドル(約22兆円)に大差をつけた。

■米フォーブス長者番付トップ100にランクインした3人

 フォーブスの長者番付で日本勢トップに立ったのはファーストリテイリング(ユニクロ)の柳井正氏で、資産額は261億ドル(約3.3兆円)。全体では54位だった。このほかトップ100入りしたのはキーエンスの滝崎武光氏(61位、約3.1兆円)、ソフトバンクGの孫正義氏(74位、約2.7兆円)のみだった。

 とはいえ、100位以下には日本電産の永守重信氏や楽天Gの三木谷浩史氏らがズラリと並んでいる。

「フォーブスの長者番付と算出方法は異なると思いますが、国内の上場企業の大株主を見れば“ニッポンの大金持ち”が分かります。創業者は個人で自社の株式を大量に保有しているケースもあり、実際、ユニクロの柳井社長やソフトバンクGの孫社長は大株主です。その資産価値はベラボーです」(株式評論家の倉多慎之助氏)

メルカリやビズリーチは1000億円超

 そこで、主な上場企業の個人大株主を対象に、その資産価値を調べた。年度末(22年3月末)の株価と、保有株数(東洋経済「会社四季報」や有価証券報告書などを参照)をもとに算出した。

 堂々のトップはソフトバンクGの孫氏。資産価値は2兆5580億円。2位はユニクロの柳井氏で1兆3877億円、3位はキーエンスの滝崎氏で8645億円。上位3人は、仲良くフォーブスのトップ100入りを果たしている。日本の大富豪トップ3は不動のようだ。

 1000億円超えには、CEOに復帰した日本電産の永守氏、ユニクロ柳井氏の長男(一海氏)と次男(康治氏)、ユニークなCMでも知られるオープンハウスGの創業者である荒井正昭氏、楽天Gの三木谷氏、サイバーエージェントの藤田晋氏、スクウェア・エニックスHDの福嶋康博氏らがいる。

「ニトリHD」「ワークマン」「スノーピーク」話題の会社も登場

 さらに、ネットやIT化で業績を拡大させている企業の経営者たちも1000億円超えが目立つ。

 ソフトウエアテストの受託事業を柱とするSHIFTは2005年の設立で、14年に上場。当時の株価は1500円前後だったが、今年3月31日は2万1660円まで上昇している。創業者の丹下大氏が保有する株式の資産価値は1252億円だ。

 フリマアプリ「メルカリ」創業者の山田進太郎氏は1232億円、転職支援ビズリーチを傘下に置くビジョナルの創業者、南壮一郎氏は1226億円。ZOZO創業者の前沢氏も1133億円と1000億円の大台を突破している。 

普通の家庭の金融資産は450万円

 コロナ禍で踏ん張る企業の経営者も大株主に名を連ねる。業績拡大(株価上昇)が資産価値を高めているといえそうだ。女子にも人気のワークマンは、ショッピングセンターなどを運営するベイシアG(本部・群馬県)の一社。ベイシア創業家の土屋裕雅氏がワークマンの大株主で、資産価値は601億円。家具・インテリアトップのニトリHDの似鳥昭雄氏は524億円、キャンプブームに乗り、売り上げを拡大させているスノーピークの山井太氏は184億円だ。

「日本の家庭の金融資産は、金融広報中央委員会の調べによると2人以上世帯で21年は平均1563万円でした。かなり高い水準と思うかもしれませんが、この金額は金融資産を何十億円、何百億円と保有する世帯も含んでいます。中央値は450万円にすぎません。前年の650万円から急落していますので、家計はコロナ禍の影響をモロに受けたといえるでしょう」(市場関係者)

 一方、資産100億円を超す個人株主は大勢いる。庶民にはうらやましい限りで……。

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