物件情報収集はネットが主流だがマイホームは実物見学が基本 住宅展示場も進化している
一戸建て編(4)
60歳を間近に控えてマンションから一戸建てへの住み替えを目指している小舘木三(仮名)。一戸建てにもさまざまな購入方法があり、工法や価格も千差万別であることがわかり、具体的にどんな物件があるのか情報収集を始めることにした。
マイホーム取得のための物件情報収集といえば、最近はインターネットが主流になっている。賃貸住宅の契約ではスマホなどで物件を見つけて、実際に現地を見ないまま契約する人も増えているといわれる。
しかし、マイホームともなるとそうはいかない。やはり実物を見るのが基本。特に注文住宅の建築を予定している人は、住宅展示場でどこに依頼するのかを決める人が多い。グラフにあるように、注文住宅を建てた人のほぼ半数が住宅展示場で依頼先を見つけている。
多くの住宅メーカーなどが出展する総合住宅展示場なら、1カ所で比較検討できるのが大きなメリット。全国ブランドの大手住宅メーカーのほか、それぞれのブロックの中堅メーカー、地元の工務店などのモデルハウスが建っている。しかも木造軸組み工法の住宅から鉄骨造プレハブ工法、木造2×4工法までひと通り揃っているので、それぞれのメリット・デメリットをチェックしながら検討できるわけだ。