「BRICs」誕生から20年 独り勝ちの中国で始まった不吉な異変

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「BRICs」という言葉を覚えているだろうか。

 世界経済を牽引し、近い将来有望な投資市場になるであろうブラジル、ロシア、インド、中国の新興4カ国の頭文字をとった言葉だ。2001年、米投資銀行「ゴールドマン・サックス」のエコノミスト、ジム・オニール氏が提唱した「投資テーマ」である。

 さて「BRICs」誕生から20年間──。予想されていたことではあるが、「中国の独り勝ち」が想定以上に際立っている。国際通貨基金(IMF)のデータによれば、GDPで見たBRICsのなかの中国経済の割合は、ナント2000年の46%から21年の73%へと急上昇。インドは13%にとどまり、ブラジルとロシアはいずれも7%に低迷だ。

 過去20年で、中国には製造業やIT産業中心に世界をリードする有力企業が多数出現している。一方、資源に依存し構造改革を進められなかったロシアやブラジルでは、これといった有力企業が育たなかった。ちなみに、21年末の世界の時価総額トップ50社に、中国企業は5社も入っているが、インド、ロシア、ブラジルはゼロである。

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