GWはリスクオフ 米国の投資格言「5月に売り逃げろ」は正解か
10連休も可能なゴールデンウイーク(GW)を迎える。
調査会社インテージ調べによると、GWを「自宅で過ごす」は60%を占め、前年の76%から減少した。「国内旅行」は前年の3倍の20%など外出する人が増える。JR旅客6社はGWの新幹線・在来線の指定席予約状況が前年と比べて66%増えた。「ウィズコロナ」に明るさが見える。
■円安で資金格差は拡大
ウィズコロナは予想外だが、2013年に将来、必ずドル高・円安になると確信し、期間を数カ月に分けた「時間分散」で数本のドル預金を設定した。当時のドル円は1ドル=100円前後だった。今では1ドル=130円に接近、円転した場合、元本は大きく増加する。対して、円預金はゼロ金利政策を受けて9年後の今でも元本とほぼ変わらず、足元のインフレを考慮すれば実質目減りしている。
16年に某学校法人の資産運用勉強会で、余資運用に「財産3分法」で、株式、債券とは別に金地金投資を薦めたとき、金価格は1グラム=4500円前後だったが、今は8800円前後である。「有事の金」で値上がりし、さらにドル高・円安で国内価格は値上がりした。