杉村富生
著者のコラム一覧
杉村富生経済評論家

1949年熊本県生まれ。明治大学法学部卒業。軽妙な語り口と、分かりやすい経済・株価分析などに定評がある。ラジオNIKKEI「ザ・マネー」にレギュラー出演。著書は「これから10年 株で『1億』つくる!」(すばる舎)、「株長者が絶対にハズさない『売り』『買い』サインはこれだ!」(ビジネス社)など多数。

「核融合発電が日本を救う」は本当か? 三菱重工や日立がSMRを開発中

公開日: 更新日:

 ウクライナ紛争(ロシアの軍事侵攻)はドロ沼の状態に陥っている。現状ではロシア側の勝利はあり得ない。とはいえ、この余波を受け、国際商品市況が高騰、食糧不足は長期化しそうな気配である。

 特に、深刻なのはエネルギー問題だろう。天然ガス、石炭、原油などの調達難は電力料金の高止まりとともに、大規模停電の危機を招いている。ドイツは石炭火力発電所の廃止計画を先送りし、イギリスは原発を最大8基新設する。

 日本の電力需給は綱渡りだ。しかし、官民いずれも危機感に乏しい。エネルギー安保の視点では原発再稼働が求められているのだが、これは世論の反対があって難しい。再生可能エネルギーは安定供給に難がある。

 そこで注目されているのが小型原子炉(SMR)だ。現在、世界では70タイプのSMRが開発されている。冷却が容易なため安全性の向上が期待できるという。日本勢では、三菱重工業、日立・米GE、米NuScale(日揮ホールディングス、IHIが出資)グループが開発を進めている。

 SMRよりも優れているのが核融合発電だろう。“核”と名前がついているが、原発の<ウランを核分裂させ、その際に放出された熱エネルギーを電力に変換する>という仕組みとは根本的に違う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    旧統一教会「教会改革」会見に“テッシー”登場! 勅使河原秀行氏の変わり様にネット沸く

    旧統一教会「教会改革」会見に“テッシー”登場! 勅使河原秀行氏の変わり様にネット沸く

  2. 2
    旧統一教会が“金欠”に…最大の収入減「合同結婚式」参加者激減、大慌てで希望者募る

    旧統一教会が“金欠”に…最大の収入減「合同結婚式」参加者激減、大慌てで希望者募る

  3. 3
    伊達公子氏がブログで公表 大坂なおみに大先輩の「苦言」は届いているのか?

    伊達公子氏がブログで公表 大坂なおみに大先輩の「苦言」は届いているのか?

  4. 4
    岸田首相「国連演説」で冷や水浴びる…会場ガラガラ、スピーチも“二番煎じ”で居眠り続出

    岸田首相「国連演説」で冷や水浴びる…会場ガラガラ、スピーチも“二番煎じ”で居眠り続出

  5. 5
    沢田研二・田中裕子夫妻に「売れへん夫婦漫才のおもろないネタ」を頼まれ、さらに指導まで

    沢田研二・田中裕子夫妻に「売れへん夫婦漫才のおもろないネタ」を頼まれ、さらに指導まで

  1. 6
    巨人・坂本の“中絶トラブル”をスポーツメディア完全スルー…自粛と忖度で自壊ますます加速

    巨人・坂本の“中絶トラブル”をスポーツメディア完全スルー…自粛と忖度で自壊ますます加速

  2. 7
    旧統一教会会見での激昂ぶりに視聴者もドン引き…福本修也弁護士ってどんな人?

    旧統一教会会見での激昂ぶりに視聴者もドン引き…福本修也弁護士ってどんな人?

  3. 8
    五輪汚職で新展開か? スポンサー不正とは別ルートの“森利権”に東京地検特捜部が熱視線

    五輪汚職で新展開か? スポンサー不正とは別ルートの“森利権”に東京地検特捜部が熱視線

  4. 9
    「プーチンに弾丸を用意しています」2012年ミス・アースのファイナリストが軍隊入り

    「プーチンに弾丸を用意しています」2012年ミス・アースのファイナリストが軍隊入り

  5. 10
    山際大臣は窮地…また新たな旧統一教会との“接点”発覚で臨時国会前に「更迭1号」か?

    山際大臣は窮地…また新たな旧統一教会との“接点”発覚で臨時国会前に「更迭1号」か?