注文か建て売りか、それとも中古か…予算4000万円で手が届く一戸建ては?
一戸建て編(2)
現在住んでいるマンションを売却して、郊外の一戸建てに買い替えたいと考えている小舘木三(仮名)。予算は4000万円前後と一応のメドをつけたが、その範囲でどう探せばいいのか暗中模索の状態だ。
ひとくちに一戸建てといってもさまざまな形態がある。リクルートのSUUMOなどのサイトを使って、一戸建ての買い方にはどんな方法があるのかを調べてみた。
マンションなら新築か中古かの二者択一だが、一戸建てはいろんなパターンがあるようだ。
まず土地を買って、その上に注文住宅を建てる方法があり、費用は一番高くなる。国土交通省の調査によると、2020年度の実績で全国平均4606万円。首都圏だと土地代が高いので、それより1~2割高、いや、もっと高くなるだろう。
土地を持っている人であれば、注文住宅の建築だけなので、予算は比較的少なくてすむ。やはり国交省の調査では平均3055万円。だが、残念ながら小舘には山形県の実家のほかに土地はない。
次に分譲一戸建て住宅、いわゆる建売住宅を買う方法があり、こちらは平均3826万円。建築条件付きの宅地を買って家を建てる“売建住宅”があることを知った。