2021年の株価下落率ワースト10銘柄はコレ…リバウンドは期待できるのか?
コロナ禍の2年間で急騰した銘柄ベスト10を前回は紹介したが、今回はその逆だ。昨年1年間の下落率ワースト10社だ。有名企業、話題の企業がズラリと並ぶ。
2021年の日経平均の動きは全体で4.9%アップなのに、30%も40%も下落している。そこから何を学べばいいのか。
このワースト10社からは、いくつかのことがわかる。
①前年(20年)は、コロナバブル相場で、ハイテク株中心に急騰した銘柄が多く、一部には異常な株価形成が見られた。21年に入り、米国の金利上昇懸念により、そういった高PER銘柄が警戒され、本来の株価水準に戻った。それで株価が大幅下落した。
急騰の反動が大きかったエムスリーやソフトバンクグループ、ネクソン、ファーストリテイリングあたりだ。
②帝人、花王、キリンHD、ユニチカはそれぞれ繊維・化学、トイレタリー、食品のメーカー。
21年後半からの円安及び資源・穀物高による原材料費上昇という悪材料で株価が下落したといえる。