小林佳樹
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小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

マレリ再建計画は波乱含み…“減資が前提だ”と親会社KKRの責任問う声も

公開日: 更新日:

「大株主で実質的な親会社である(米投資ファンドの)KKRが減資することが再建計画の前提だ」

 3月1日に私的整理の一種である事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)を申請した自動車部品メーカーのマレリホールディングスの再建計画について、取引金融機関の幹部はこう語気を荒らげた。

 同社の2回目の債権者集会が4月19日、都内で開かれた。オンラインを含め、融資する金融機関26行がすべて参加したが、当初、予定された支援企業(スポンサー)の具体案は示されなかった。その最大のネックは、KKRの減資の有無だとみられている。

 スポンサーを選定する入札は2次入札まで進んでおり、親会社であるKKRとインド財閥で傘下に自動車部品会社を持つサンバルダナ・マザーソン・グループ、米投資ファンドのベインキャピタルとアポロ・グローバル・マネジメントの2グループが応札している。

 だが、関係者によると、「KKRとマザーソン連合の提案は、マレリ再建に必要な条件を満たしていない。また、ベイン・アポロ連合は資産査定に必要な時間が足りないとして、まだ再建計画を提示できていない」という。

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