コロナ禍の2年間で急騰した銘柄から学ぶこと トップ10社はここだ!
まず〈表〉を見ていただきたい。コロナ前の19年末と21年末の株価を比較して上昇率「トップ10社」をリストアップしたものだ。対象は東証1部の上場銘柄である。
ここから何を学べばいいのか。そこには必ず次の狙い目株のヒントが隠されていると思う。
ちなみに、この2年間の日経平均の上昇率は21.7%だが、ご覧のようにトップ10社はケタが違う。なかでもデジタルトランスフォーメーション(DX)関連や半導体関連企業が目立つ。
1位のベイカレント・コンサルティングは、コロナ禍で企業のDXが進み、デジタル活用を支援するコンサル業務が好調。2位は電子部品の三井ハイテックで、環境対応車向け「モーターコア」で6割強の世界シェアを握る。3位のレーザーテック、6位の野村マイクロ・サイエンス、10位の新光電気工業はいずれも半導体関連企業で、世界的な半導体需要の増大を取り込んだ。
4位のキャンプ用品のスノーピークはコロナ禍で「密」にならないキャンプの人気が高まり、アウトドア関連株として最高益更新が続いている。8位の郵船は、コロナ禍からの主要国の景気回復で、海運市況が高騰した恩恵を受けた。