住友倉庫×日新 世界の物流を担う倉庫・運輸の大手の社員待遇を比較
新型コロナのパンデミックやロシアとウクライナの戦争など、世界は大きく変化しています。テレワークが当たり前となり、買い物はスマホでポチッとするだけ。「お急ぎ便」を指定すると、注文の翌日に商品が届く場合もあります。物流の進化には驚かされます。
今回は倉庫・運輸関連の「住友倉庫」と「日新」の社員待遇を比較してみます。
住友倉庫は1899(明治32)年創業の倉庫大手で、港湾運送や海上運送など、総合物流を展開しています。1950年に大証と東証に上場しました。傘下には遠州トラック、住倉建物サービスといった不動産などがあります。近年はアーカイブズ(情報記録媒体管理)などにも進出しています。
日新は1938(昭和13)年に川崎市での創業です。約4年後に横浜市に本店を移転。50年に横浜港で港湾荷役業をスタートさせました。この年には東証に上場。住友倉庫と同じ年の株式公開です。いまは国際物流の大手として知られています。
業績はどうでしょうか。2021年3月期(連結)で比較してみます。売上高は住友倉庫が1920億円、日新が1559億円。営業利益は110億円と26億円、純利益は85億円と20億円です。