真保紀一郎
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真保紀一郎経済ジャーナリスト

王将フードサービス(上)競合中華苦戦でも業績好調 コロナ禍のデリバリー対応で威力を発揮

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスは、外食産業に大きな傷痕を残した。業界団体の日本フードサービス協会が発表した2021年の市場動向を見ると、20年度比は1.4%減の微減にとどまったが、19年度比は16.8%減と大きく落ち込んだままだ。

 その中にあって、「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの業績は好調だ。1月31日に発表した、昨年12月までの9カ月決算によると、売上高は前年同期比3.7%増の627億円、最終利益は同118%増の70億円だった。つまり1年前より利益が倍増した。

 コロナ禍のなかった2年前と比較しても、売上高こそ1.8%減だったが、最終利益は63%増と大きく伸ばしている。

 中華という業態がコロナに対して強いというわけではない。冒頭に記した市場動向を見ると、昨年の中華業態市場規模は対前年比2.0%減、19年比では11.5%減。全国に中華レストラン、日高屋を展開するハイデイ日高の9カ月間決算を見ても、最終利益こそ前年の19億円の赤字から7億円の黒字へと黒転を果たしたが、売上高は19%減と大きく落ち込んだ。王将の好調さだけが目立っている。

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