“日大のドン”はただの人に…田中前理事長がちゃんこ屋兼自宅で過ごす寂しい年末
保釈された「日大のドン」が真っ先に向かったのは、東京・駿河台にある日本大学病院だった。
所得税法違反の罪で起訴された日大の前理事長・田中英寿被告(75)が21日、保釈金6000万円を納め、東京拘置所から保釈された。保釈の際、数センチの段差も気になる様子で、足元をじっと見つめながら、おぼつかない足取りで迎えの車に乗り込んだ。田中被告はその後、日大病院で一夜を明かし、自宅に戻ったのは翌22日午後4時すぎ、優子夫人は入院中で、家には誰もいなかった。
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田中被告は高血圧などの持病を抱え、先月29日、所得税法違反の疑いで東京地検特捜部に任意同行を求められた時も入院中で、日大病院の特別室にいた。その後、逮捕され、東京拘置所に勾留されてからも、弁護人に体調不良を訴えていたという。