農林中央金庫は収益好調も「ローン担保証券」抑制 保有額がピーク時から4割減のナゼ
同時に「CLOの投資では、最も信用力の高いトリプルAの格付けの商品に絞って購入しているほか、投資に当たっては商品スキームについて入念なデューデリジェンス(資産査定)を行い、裏付けとなっているローンについても米国拠点を通じて詳細なモニタリングを継続して実施している」(農林中金)という。
農林中金の奥和登理事長は今回の決算会見で、CLO投資について「(残高を)極端に増やすことも減らすこともない」と述べた。
変動金利のCLOは金利上昇局面では魅力的な金融商品だが、「信用リスクも考慮して、大きく残高を積み増さないということだろう」(銀行アナリスト)とみられている。