小林佳樹
著者のコラム一覧
小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

就任から8年半…日銀黒田総裁の“一万田超え”がもたらす「負の遺産」

公開日: 更新日:

 日銀の黒田東彦総裁の在任期間が、「日銀の法王」と呼ばれ、在位8年6カ月に及んだ一万田尚登総裁(1946~54年)を10月で超えた。

 しかし、総裁周辺には冷めた声が強い。黒田総裁が就任直後に公約した「2%の物価上昇」はいまだ達成できないばかりか、大規模な金融緩和は副作用が目立ち、「いまや黒田氏はMMTの信奉者のひとりになったようなもの」(市場関係者)と揶揄される始末だ。FRBが年内にもテーパリング(緩和縮小)に踏み切る意向を示しているのとは対照的。「いまや黒田氏はなにもできずにいる存在」(同)と言われている。

 それでも水面下ではポスト黒田の人選が進んでいる。黒田総裁の任期は2023年4月までだが、「菅政権時代から黒田氏の後任選びが俎上に載せられていた。アベノミクスの象徴である金融緩和の継続をどうするのかが政治的イシューになっているためで、岸田政権でも重要テーマとなる」(日銀関係者)という。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室眞子さんがビザ失効で一時帰国? その程度のことで元皇族が左右されることはない

    小室眞子さんがビザ失効で一時帰国? その程度のことで元皇族が左右されることはない

  2. 2
    広末涼子“ヒモ報道”があった夫を「尊敬している」 私生活さらけ出し同世代に広がる共感

    広末涼子“ヒモ報道”があった夫を「尊敬している」 私生活さらけ出し同世代に広がる共感

  3. 3
    ブーイング相次ぐNHK朝ドラ「ちむどんどん」にも楽しみ方はある

    ブーイング相次ぐNHK朝ドラ「ちむどんどん」にも楽しみ方はある

  4. 4
    焦るロシア軍が投入した最新兵器「ターミネーター」は切り札か? 装備強力も実力は未知数

    焦るロシア軍が投入した最新兵器「ターミネーター」は切り札か? 装備強力も実力は未知数

  5. 5
    表敬訪問したウクライナ歌手カーロリさんは超セクシー系! 岸田首相は知っていた?

    表敬訪問したウクライナ歌手カーロリさんは超セクシー系! 岸田首相は知っていた?

もっと見る

  1. 6
    いしだ壱成が月9出演に意気込み…演技の才能あれど制作側が及び腰なワケ

    いしだ壱成が月9出演に意気込み…演技の才能あれど制作側が及び腰なワケ

  2. 7
    深田恭子が“深酒破局”報道後初めて公の場に…天性の女優は「不惑」の波をどう乗り越える

    深田恭子が“深酒破局”報道後初めて公の場に…天性の女優は「不惑」の波をどう乗り越える

  3. 8
    小室圭さんは一度は「婚約辞退」を考えた 内定会見後のお食事会から“異変”が…

    小室圭さんは一度は「婚約辞退」を考えた 内定会見後のお食事会から“異変”が…

  4. 9
    2歳児がスマホでチーズバーガーを31個も注文! ママの困惑に全米バカ受け

    2歳児がスマホでチーズバーガーを31個も注文! ママの困惑に全米バカ受け

  5. 10
    1.8mのワニが校舎の前に! 1人で捕獲した警察官にフロリダ州の小学校は大興奮

    1.8mのワニが校舎の前に! 1人で捕獲した警察官にフロリダ州の小学校は大興奮