有森隆
著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

新生銀行<上>SBIによるTOB実施に徹底抗戦 買収防衛策を発動しホワイトナイト探し

公開日: 更新日:

 新生銀行は9月17日、取締役会を開き、ネット金融大手SBIホールディングス(HD)から提案されている株式公開買い付け(TOB)に対抗する目的で、買収防衛策の導入を決めた。

 SBIはこれに強く反発。防衛策の差し止めを求める仮処分を東京地裁に申請する検討に入った。敵対的TOBに発展する。

 これまでの経緯はこうなる。SBIは同9日、新生銀にTOBを開始すると発表した。出資比率を20.32%(グループ分を含む)から最大48%に引き上げ、連結子会社にする方針。9日の終値1440円よりも38.9%高い2000円で買い付ける。首脳陣を刷新し、元金融庁長官の五味広文氏を会長に据える人事案を明らかにした。五味氏の内諾を得たとしている。

 買い付け総額は1164億円。SBIは「新生銀の収益力を高め、公的資金返済のめどをつけたい」と力説した。

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