11代目シビックは貴重な爽快ファミリーカー 走れるお父さんには朗報だ

公開日: 更新日:

ホンダ シビック(車両価格:\3,190,000/税込み~)

 アラフィフ世代にはお馴染みのコンパクトがフルモデルチェンジした。それは11代目ホンダ・シビック。あれ? シビックってまだあったっけ? という方もいるに違いないが、同車は約50年前の1972年に日本初登場。珍しい欧風デザインと走りの良さで人気を博したが、徐々に大型化して約10年前に国内から一時撤退。しかし作りの良さと名声の高さから4年前の10代目の時代に国内復活。今回さらに一新したのだ。

 11代目の開発テーマは「爽快シビック」。イマイチ分かりにくいが簡単に言うと、走りのキモチ良さの研ぎ澄ましだ。

 改良点は多岐に及んでおりボディーはアルミ材や高張力鋼板を多用。補強パーツもあって剛性感大幅アップ。全長×全幅×全高も4550×1800×1415mmと30mm長く、20mm低くなってスポーティー化した。

 エンジンは基本旧型譲りの1.5ℓ直4ターボだが、吸排気や制御の見直しにより182ps&240Nmのピークパワー&トルクを発揮。力強さと低燃費性の両立を測っている。

レーシングカーのようにスパっとマニュアル操作が決まる

 11代目のユニークポイントは6MT性能の強化だ。ギアボックスは旧型の改良型だが、全体の高剛性化とシフトのショートストローク化がなされ、まるでレーシングカーのようにスパっとマニュアル操作が決まる。

 エンジンパワーもほどよく、速度域にあったギアをカンと経験でピタっと選択するのが楽しい。

 しかし、なぜ国内シビックはこれほどMT車を大切にするのか? そこには面白い現象があり、先代シビックには珍しくMTの設定があって実は国内販売の約3割を占めていた。そう、現代シビックは日本において走りを捨てられないクルママニアへの助け船となっていた。2人乗りの純粋スポーツカーこそ買えないが、走りが凡庸なミニバンも嫌だというファミリーパパにとっての朗報だったのだ。

リバイバルなスポーティーハッチバック

 同時にインテリアの質感アップも進んでおり、水平基調デザインを基本に随所にピアノブラックパネルやソフトマテリアルを配置。特にインパネ中央の蜂の巣のような六角形ネットはユニークかつオシャレ。

 イマドキらしくデジタル化も進んでおり、最新世代のホンダコネクトを搭載。センターの9インチ大画面ディスプレーやデジタルメーターを通してスマホを使ったデジタルキー機能や車内Wi-Fi、エアコンなどのリモート操作、アルソック駆けつけサービスも使える。

 確かにスペース系ミニバン全盛の日本のマーケットでは主役になりづらいが、一部の走り好きにはしっかり評価されつつあるのだ。

 最近、どうにも欲しいクルマがみつからなくて……と嘆きがちのオッサン世代にはぜひ注目していただきたい、リバイバルなスポーティーハッチバックなのである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「70歳で子供を授かりました!」インド西部に住む夫妻に“コウノトリ”が…

    「70歳で子供を授かりました!」インド西部に住む夫妻に“コウノトリ”が…

  2. 2
    英国で秋田犬をめぐる悲劇…飼い主死亡、1人が両足切断した原因はバクテリア感染だった

    英国で秋田犬をめぐる悲劇…飼い主死亡、1人が両足切断した原因はバクテリア感染だった

  3. 3
    北海道や青森でリバウンドの兆候…夏より大きい「冬のコロナ第6波」はすでに近づいているのか

    北海道や青森でリバウンドの兆候…夏より大きい「冬のコロナ第6波」はすでに近づいているのか

  4. 4
    安倍元首相「立憲・共産なら悪夢の時代に逆戻り」に反発の声 枝野氏地元での演説が“ブーメラン”に

    安倍元首相「立憲・共産なら悪夢の時代に逆戻り」に反発の声 枝野氏地元での演説が“ブーメラン”に

  5. 5
    自民「50議席減」で単独過半数割れか…党が慌てて「情勢緊迫」通達を陣営に送付

    自民「50議席減」で単独過半数割れか…党が慌てて「情勢緊迫」通達を陣営に送付

もっと見る

  1. 6
    16時間絶食を実践中!常連の女の子は半年で40キロ減、グットいい女に

    16時間絶食を実践中!常連の女の子は半年で40キロ減、グットいい女に

  2. 7
    ヤクルト村上宗隆は2冠射程圏・MVP確実! 2年連続“イチロー&ゴジラ超え”の大幅昇給間違いなし

    ヤクルト村上宗隆は2冠射程圏・MVP確実! 2年連続“イチロー&ゴジラ超え”の大幅昇給間違いなし

  3. 8
    「悪をかばう候補者は政治家の資格なし」都内の市民グループが自公候補に“落選運動”を展開

    「悪をかばう候補者は政治家の資格なし」都内の市民グループが自公候補に“落選運動”を展開

  4. 9
    自公vs立憲で一騎打ち激戦「57選挙区」 政権選択の勝負はここで決まる!

    自公vs立憲で一騎打ち激戦「57選挙区」 政権選択の勝負はここで決まる!

  5. 10
    「エディー・バウアー」年内で日本撤退、各店舗の爆安セールが大盛況

    「エディー・バウアー」年内で日本撤退、各店舗の爆安セールが大盛況