杉村富生
著者のコラム一覧
杉村富生経済評論家

1949年熊本県生まれ。明治大学法学部卒業。軽妙な語り口と、分かりやすい経済・株価分析などに定評がある。ラジオNIKKEI「ザ・マネー」にレギュラー出演。著書は「これから10年 株で『1億』つくる!」(すばる舎)、「株長者が絶対にハズさない『売り』『買い』サインはこれだ!」(ビジネス社)など多数。

株価低迷の「2大要因」が解消 菅首相はやっぱり市場から嫌われていた?

公開日: 更新日:

 ある意味、これは国民にとって悲しい(不幸な)出来事である。国のリーダー(首相)が「もう、辞めた」と公表した途端に、株価が暴騰だ。菅義偉首相はどれだけマーケットに嫌われていたのだろうか。

 日経平均株価は2月16 日に、3万714円のザラバ高値をつけたあと、6カ月にわたって長期低迷を続けてきた。8月20日には瞬間、2万6954円の年初来安値をつけている。

 一方、欧米の株式市場は活況を呈し、夏場以降にそろって史上最高値を更新した。この明暗の主因は何か。それは間違いなく政治リスクの存在である。

 だって、そうじゃないか。9月3日の午後、菅首相が「総裁選に出馬しない」とのニュースが伝えられると、先物中心に株価が大幅高となったことが、それを端的に物語っている。

 9月14日には3万795円のザラバ高値を示現、31年ぶりの水準まで駆け上がった。8月安値比の上昇幅は3841円になる。

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