<6>融資相談に乗ってくれる銀行のポイントは「中ランク」の支店
物件購入の際は、基本的に金融機関から融資を受ける。「借入金」を前提に、「家賃収入」と「運営経費」などの収支全体で利益を生み出す仕組みづくりが不動産投資の肝となる。
公務員や大企業でバリバリ働いている「属性」の高いサラリーマンなら与信に苦労することはないだろうが、年収が限られている場合は難しい場合もある。借り入れできるだいたいの目安は年収の最大10倍程度。年収500万円なら5000万円。もし2000万円の住宅ローンが残っていれば、その分を差し引いた3000万円が与信枠になるというイメージだ。
しかし、属性が低くても保証人になってくれる家族や配偶者が大手企業の正社員だと話は変わってくる。保証人の属性が高くても審査が通りやすくなるというわけだ。
借入時、20代半ばで独身だったという八木さんは、金融機関からまったく相手にされなかったという。そこではじめたのがローラー作戦だった。