田岡俊次
著者のコラム一覧
田岡俊次軍事評論家、ジャーナリスト

1941年生まれ。早大卒業後、朝日新聞社。米ジョージタウン大戦略国際問題研究所(CSIS)主任研究員兼同大学外交学部講師、朝日新聞編集委員(防衛担当)、ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)客員研究員、「AERA」副編集長兼シニアスタッフライターなどを歴任。著書に「戦略の条件」など。

<1>一度は政権崩壊したタリバンは2006年には完全に息を吹き返していた

公開日: 更新日:

【Q】米国はフランス軍がベトナムで敗れて撤退した後のベトナムに出兵して敗北。ソ連軍が敗退した後のアフガニスタンを占領してまた負けました。なぜ、こんな戦争をしたのですか。

 ◇  ◇  ◇

【A】アフガニスタンではソ連軍が撤退し、社会主義政権が崩壊すると部族的軍閥が各地で勢力争いを始め、民衆は無規律な軍閥兵の略奪に苦しんだ。そこでイスラム神学校の学生が決起して軍閥を平定し、タリバン政権が生まれました。

 そこへサウジアラビアの富豪ウサマ・ビンラディンがやって来た。彼はアフガンゲリラとソ連軍の戦いに、自費で集めた部隊を率いて参加して英雄となり、湾岸戦争でも彼の部隊は米軍主導の多国籍軍に加わった。だが戦争後も米軍がイスラムの聖地であるサウジに居座り基地を造るのに反発、私兵による反米活動を行った疑いで母国から追放され、対ソ戦の戦友が多いアフガニスタンに移住しました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    プーチン追放クーデター進行か…ウクライナ軍が目指すロシア軍“8.24完全撤退”の可能性

    プーチン追放クーデター進行か…ウクライナ軍が目指すロシア軍“8.24完全撤退”の可能性

  2. 2
    ロシア軍が地上戦力3分の1損失の深刻…プーチン大統領が“禁じ手”少年兵15万人動員か

    ロシア軍が地上戦力3分の1損失の深刻…プーチン大統領が“禁じ手”少年兵15万人動員か

  3. 3
    「パラリーガルのままでよいですよ」…話題の本「秋篠宮」の思いは小室圭さんに伝わっているのか

    「パラリーガルのままでよいですよ」…話題の本「秋篠宮」の思いは小室圭さんに伝わっているのか

  4. 4
    NHK朝ドラ「ちむどんどん」正念場…識者も「おとぎ話すぎる」「絵空事に見える」と超辛口

    NHK朝ドラ「ちむどんどん」正念場…識者も「おとぎ話すぎる」「絵空事に見える」と超辛口

  5. 5
    みやぞん、中岡が…日テレ看板番組「イッテQ」相次ぐ不祥事でいよいよ崖っぷち

    みやぞん、中岡が…日テレ看板番組「イッテQ」相次ぐ不祥事でいよいよ崖っぷち

もっと見る

  1. 6
    日本ハム最下位低迷&観客動員数ワーストでもBIGBOSS効果は絶大!育成と勝利の両立が形に

    日本ハム最下位低迷&観客動員数ワーストでもBIGBOSS効果は絶大!育成と勝利の両立が形に

  2. 7
    “伝説のAV女優”小林ひとみさん 銀座高級クラブで雇われママ、コロナ休業中はゲーマー加速

    “伝説のAV女優”小林ひとみさん 銀座高級クラブで雇われママ、コロナ休業中はゲーマー加速

  3. 8
    プーチン大統領は余命数カ月?「血液のがん」説浮上とロシア側「憶測無視せよ」通達の深刻度

    プーチン大統領は余命数カ月?「血液のがん」説浮上とロシア側「憶測無視せよ」通達の深刻度

  4. 9
    阪神次期監督に藤川球児氏が急浮上!最下位独走も売り上げ好調で矢野監督は途中解任せず

    阪神次期監督に藤川球児氏が急浮上!最下位独走も売り上げ好調で矢野監督は途中解任せず

  5. 10
    広瀬アリスらが休業宣言、大物の急逝相次ぎ…芸能人のメンタルケアに頭を悩ます事務所の内情

    広瀬アリスらが休業宣言、大物の急逝相次ぎ…芸能人のメンタルケアに頭を悩ます事務所の内情