松島修
著者のコラム一覧
松島修投資助言会社社長

1960年東京生まれ。94年投資助言会社エフピーネットを設立し代表取締役に就任。メルマガ「イーグルフライ」で投資アドバイス。2008年からの金融危機前に各相場のピークを予測し「全ての投資をやめる時」と事前に警告したことで知られる。テレビ東京、日経新聞などメディア出演多数。無料メルマガ「リアルインテリジェンス」で最新情報を提供中。

「お金の奴隷」から解放される方法 改めてFIREの問題点と投資の本質を理解する

公開日: 更新日:

 以前、この連載でFIRE(ファイア)と呼ばれる「経済的に自立した早期退職」に次の2つの問題点があることを解説しました。

①使命から遠ざかる
②偏った投資になる

 さらに根源的な問題もあります。

 FIREではお金の奴隷から自由になることを目的にしていますが、実際には奴隷の種類が変わっただけで、同じお金の奴隷を目指しているのです。

 分かりやすいお金の奴隷には、次のようなものがあります。

 拝金主義、働きすぎ、他人より上になることが大切、お金で事実を変える御用学者、恐怖を与えて視聴率を上げる報道、健康より金儲け・利権を優先する、健康に悪い添加物を使ってミートボールを作る、大量生産・大量廃棄など。

 これらは「お金の奴隷の親分」です。このような奴隷的な仕事を見て仕事は悪いものとしてFIREを目指す人がいますが、目指す先も奴隷的なのです。

 たとえば、仕事は手を抜きたい、給料は欲しいが責任は嫌、生活費を得るためだけの仕事、学生の就職先の1番人気が公務員なども拝金主義であり、これも「一般的なお金の奴隷」なのです。

 そして、どちらの奴隷の生き方も使命から遠ざかることなので貧困を招きます。ここでは文字数の関係で書けませんが貧困とは、単にお金がないではなく「7つの富」が減少していくことです。

 お金の奴隷から自由になるとは自立することであり、本来の大人になることです。自立には次の2つがあります。

①投資・トレードの本質を理解し利益にする
②仕事で稼ぐ力を身に付ける

 実は多くの大人は子供状態です。奴隷とは子供状態なのです。子供とは次のようなものです。

●拝金主義
●仕事が嫌い
●使命感がない
●無責任
●自由とは遊ぶこと
●お金を正しく管理・運用できない
●お金を正しく稼ぐことができない
●何のために働くのか分からない
●何のために生きているか分からない
●自分の頭で考えない
●正しい知識がない
●正しい認識力がない
●他人が用意した道を生きる

 本来の大人とは次のようなものです。

●仕事は楽しい
●仕事は使命
●責任感がある
●自立している
●お金を正しく管理・運用できる
●お金を正しく稼ぐことができる
●他人と比べない
●主体性がある
●自分の頭で考える
●正しい知識がある
●正しい認識力がある
●使命に生きている

 私たちが目指すのは「早く退職する」ではなく「早く本来の大人になる」です。「ビジネスと人生に飛躍をもたらす 使命の本質」(幻冬舎)に本質を分かりやすく書きましたのでぜひお読みください。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    テレ朝・玉川徹氏は鎮火せず、NHK解説委員・岩田明子氏の時は…番組発言“炎上騒動”の大違い

    テレ朝・玉川徹氏は鎮火せず、NHK解説委員・岩田明子氏の時は…番組発言“炎上騒動”の大違い

  2. 2
    ロシア下院議員が激怒! 「軍服150万人分消失」の怪事件はクーデターの予兆か

    ロシア下院議員が激怒! 「軍服150万人分消失」の怪事件はクーデターの予兆か

  3. 3
    今度は「安倍晋三記念紙幣」発行を求める文書が出回る…保守系や自民議員が発起賛同

    今度は「安倍晋三記念紙幣」発行を求める文書が出回る…保守系や自民議員が発起賛同

  4. 4
    復帰のレンドンは220億円の“不良債権” お粗末守備が来季の大谷とエンゼルス最大の障害に

    復帰のレンドンは220億円の“不良債権” お粗末守備が来季の大谷とエンゼルス最大の障害に

  5. 5
    大谷翔平の「貢献度」がジャッジよりも低く出る不公平なカラクリ 米紙記者が指摘

    大谷翔平の「貢献度」がジャッジよりも低く出る不公平なカラクリ 米紙記者が指摘

  1. 6
    HIS(上)ハウステンボス売却は“日米経済安保”に発展か…不動産取引の裏に隠された深刻事態

    HIS(上)ハウステンボス売却は“日米経済安保”に発展か…不動産取引の裏に隠された深刻事態

  2. 7
    近ツーの“PTA代行サービス”が好調 背景に「できれば引き受けたくない」親の究極の選択

    近ツーの“PTA代行サービス”が好調 背景に「できれば引き受けたくない」親の究極の選択

  3. 8
    萩生田政調会長はまるで旧統一教会の“番犬”…「解散請求」を阻む嘘とゴマカシ

    萩生田政調会長はまるで旧統一教会の“番犬”…「解散請求」を阻む嘘とゴマカシ

  4. 9
    巨人原監督の続投は“消去法”…契約は「監督として3年」ではなく「球団と3年」の裏事情

    巨人原監督の続投は“消去法”…契約は「監督として3年」ではなく「球団と3年」の裏事情

  5. 10
    日本ハム近藤健介FA宣言なら争奪戦確実! あるのか巨人得意の“後出しじゃんけん”

    日本ハム近藤健介FA宣言なら争奪戦確実! あるのか巨人得意の“後出しじゃんけん”