有森隆
著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

はるやまHD<上>創業家の内部対立が表面化、姉が弟の取締役退任を要求

公開日: 更新日:

 これに対して社長側は、治山家の資産管理会社(株)はるか(同11.07%)が筆頭株主で、6位に正史氏(同2.96%)。関連会社などを含めて22.13%を押さえているとみられていた。

 株主のうち30%程度が個人株主とされている。創業家の関係者は「否決できるかどうか。正直、個人株主の動向次第だろう」と語っていた。

 創業家からの退任要求をかわすため、正史氏は社長を退き、AOKIホールディングス出身の中村氏を社長に据える作戦に出た。個人株主がトップ交代をどう評価するかがポイントだった。経営刷新になるのか。自己保身と受け止められるか分かれ道である。

 7月1日、6月29日に本社で開いた定時株主総会の議決権の行使結果が明らかになった。

 正史氏の取締役再任は賛成57.55%、反対42.45%。賛成が過半数を上回り可決された。

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