有森隆
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有森隆ジャーナリスト

30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし取材・執筆中。「『ゴーン神話(マジック)』の終焉 日産を覆う不安の正体」(「月刊現代」2006年12月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号)などを執筆。「日産 独裁経営と権力抗争の末路――ゴーン・石原・川又・塩路の汚れた系譜」(さくら舎)を3月に上梓。

はるやまHD<上>創業家の内部対立が表面化、姉が弟の取締役退任を要求

公開日: 更新日:

〈弟は、自分に意見する社員は、左遷・退職に追い込むことを繰り返しています。これ以上、社員から犠牲者が出るのは耐えられません。今でも頑張って下さっている社員・取引先様、生き生きと働ける環境を取り戻す為に、6月の株主総会で弟を退任させなければなりません〉

 地元、岡山をはじめ西日本を中心に「はるやま」や「P.S.FA」など郊外型の紳士服専門店チェーンを展開する業界第4位の、はるやまホールディングス(東証1部)の株主に、こんな手紙が届いた。

 差出人は岩渕典子氏(58)。はるやまの創業者の長女で治山正史社長(56=現会長)の実姉である。

 この文面がネットにアップされ、大塚家具の父と娘の経営権争奪戦の紳士服版として広く知られることとなった。

「実は昨年の株主総会でも正史社長の解任動議が創業者の治山正次氏(89)や実姉の岩渕典子氏、叔父などの大株主から出された。賛成51%、反対49%と僅差だったが、正史氏がかろうじて勝利した。今年は、コロナで業績が悪化し、どうなるか注目されていた矢先でした」(衣料品業界を担当する業界紙の記者)

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