ソフトバンクvs楽天<3>「悪魔の証明」を求める不可解な10億円訴訟

公開日: 更新日:

 ソフトバンク(以下SB)が、データの不正持ち出し事件に関係して、楽天モバイルと転職した元社員を相手に、10億円の損害賠償の裁判を起こしたのは5月。プレスリリースによれば「1000億円規模の損害賠償請求権」があるものの、ごく一部の10億円だけを請求し、請求額を「今後の審理の状況に応じて拡張する」と、不思議な含みを持たせていた。

 世間的には、どうして1000億円もの途方もない巨額の請求権が生じるのか、なぜその100分の1だけを請求するのかなど、少々、わかりづらい。この点を司法記者が解説する。

「まず1000億円の根拠ですが、これは楽天モバイルの元社員がSBから持ち出したデータに1000億円の価値があったという意味ではありません。そもそも、彼がSBから持ち出したのは、NTTの光ファイバーや電柱の位置情報など、価格的には価値の低いファイルでした。しかしSBは、彼が持ち出したSBの営業秘密のおかげで、楽天の基地局設置の工事が飛躍的に進み、その結果、1000億円の利益をもたらしただろう、という理屈なのです」

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