「巣ごもり五輪観戦」が物色のキーワード 注目の36銘柄はコレだ!
株式市場はちゃっかりしている。東京五輪開催前は、「コロナ禍だけにリスク要因でしかない」「都内の感染者数が急増し、五輪どころではないのでは?」といった声が兜町界隈で聞かれた。
だが、開幕を控えた先週あたりから関連銘柄を物色する動きが活発になっている。
■市場は五輪モードに突入
「東海東京調査センターは五輪開催日と1年後の株価を比較しています。1988年のソウル大会以降、夏季五輪開催国の代表的な株価指数の勝率は7勝1敗です。2000年のシドニー大会以外は上昇しています。東京大会は異例ずくめだとはいえ、アノマリー(合理的には説明のつかない株価の経験則)は株高。投資家は関連株を探し始めています」(市場関係者)
開幕直前の取引日だった先週21日、関連株の一角が上昇した。酒類などを販売する「なんでも酒やカクヤス」(カクヤスグループ)は前日比(終値)4.39%値上がり。テニスやバドミントンのラケットで有名なヨネックスはプラス4.32%、スポーツウエアで知られるゴールドウインはプラス4.08%、ドラッグストアのクリエイトSDHDはプラス3.53%。日経平均は0.58%上昇しただけだから、関連株は好調だ。