サイゼリヤ社長“選挙に行こう”発言が話題に…投票率アップには「選挙割」しかない
2021年8月期の連結営業損益が25億円の赤字となる見通しを発表した、低価格イタリアンレストランを直営展開する「サイゼリヤ」。新型コロナウイルスの感染拡大による影響はまだまだ長引きそうだが、そんな中で、同社の堀埜一成社長が14日の決算会見で明かした発言に注目が集まっている。
堀埜社長は、外食産業を“狙い撃ち”するかのような政府の姿勢に怒りを覚えつつも、従業員らにこう呼びかけたという。
「もう一回怒るべきなのか、ちょっと冷静になって考えてみようと思う。こういう状況をつくったのは政治家だけなのか。実は我々にも責任があるんじゃないか」
「みんながあきらめる、面倒くさくなって投票に行かない。非常に大切な権利である選挙を放棄していないか」
つまり、今のような苦境にあえぐ外食産業や国民生活を顧みることなく、近しい人物、業界だけを厚遇する私物化政治を助長させた責任は有権者側にもあるのではないか。鉄槌を下すためには投票に行くしかない、というわけだ。
■投票率アップの手段は選挙割だ