小林佳樹
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小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

阪急阪神HDは業績急落も…タイガース絶好調で株主総会を難なく乗り切る

公開日: 更新日:

 阪急阪神ホールディングス(HD)は16日、大阪市北区の梅田芸術劇場で定時株主総会を開催した。274人の株主が参加したが、質疑応答では例年活発かつ手厳しい指摘が連発する阪神タイガースに関する質問はひとつもなかった。

「阪神戦すべてサンテレビで中継してほしい。球場でイカ焼きを販売してほしい。焼き鳥のタレの味が濃いのはビールをたくさん飲ませるための作戦なのか」

「阪神が50年間で3回しか優勝できなかったのはドラフトが下手だから、とくにドラフト2、3位の指名が下手」

「都市交通事業についてはミスがないように細心の注意を払っているのに、球団は12球団で最も失策が多い。都市交通事業のようにミスをなくすべきではないか」

 昨年6月17日に開催された阪急阪神HDの株主総会では、球団に関するこんな辛辣かつ鋭い質問が矢継ぎ早に飛んだ。会場から拍手が湧くほどの的確な質問に経営陣は「貴重なご意見として承ります。補強ポイントに合致した選手を監督や球団本部長が検討してとりに行っています」と返すのが精いっぱいだった。阪急阪神HDの個人株主はイコール阪神タイガースの大ファン。そのファンが今年の株主総会では球団の質問はなかった。「首位を独走する矢野阪神には大満足」(個人株主)ということだろう。

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