杉村富生
著者のコラム一覧
杉村富生経済評論家

1949年熊本県生まれ。明治大学法学部卒業。軽妙な語り口と、分かりやすい経済・株価分析などに定評がある。ラジオNIKKEI「ザ・マネー」にレギュラー出演。著書は「これから10年 株で『1億』つくる!」(すばる舎)、「株長者が絶対にハズさない『売り』『買い』サインはこれだ!」(ビジネス社)など多数。

コロナショック克服も…米経済急回復のあなどれない副作用

公開日: 更新日:

 アメリカ経済はコロナショックを克服、正常な姿に戻りつつある。いや、数字的には絶好調だ。GDP成長率は1~3月期のプラス6・4%(前期比年率)に続き、4~6月期はプラス9・2%になるという。

 異常な数値である。新型コロナウイルスの感染者数は3300万人を突破、死者は60万人(ともに、世界最大規模)を超えているというのに。やはり、コロナワクチンの接種効果が大きい。外出自粛、移動制限、休業要請などの規制は次々に撤廃されている。

 ただ、急激な経済活動再開の副作用が浮上している。CPI(消費者物価指数)は4月が前年同月比4・2%上昇、5月が5・0%上昇だった。ガソリン価格、航空運賃、中古車価格の値上がりが物価を押し上げている。これは人の動きが活発になったことの反映だろう。

 賃金インフレ(時給アップ)もある。なにしろ、人手不足は深刻だ。4月の雇用統計では求人数が928・6万人だったのに対し、離職者数は38・4万人増え、自発的な離職者数は過去最多の395・2万人に達する。

 なぜ、アメリカ人は働こうとしないのか。それは失業保険の給付上乗せ(月に12万円)など特例措置(期限は9月6日まで)のせいだ。働くよりも失業給付の方が収入が多い状況では……。

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