住友理工×西川ゴム工業 自動車産業を支えるゴム大手を比較
トヨタ自動車の決算(2021年3月期)が先週、発表されました。販売台数は前年度より15%減り約764万台でしたが、トヨタグループの20年世界販売台数は約952万台とトップです。
今期(22年3月期)の売上高は前期比で10%増となる30兆円、純利益は同2%増の2兆3000億円を見込みます。コロナ禍でも好決算を予想する強さです。
今回は自動車産業を支えるゴム関連の「住友理工」と「西川ゴム工業」の社員待遇を比較してみます。
住友理工は愛知県に本社を置く住友電工系の会社です。自動車用の防振ゴム、ホース部門で国内最大手。ゴムや樹脂の材料配合技術に強みを持ち、トヨタほか自動車各社に製品を納入しています。また建機や事務機器向け部品にも力を注ぎます。
西川ゴムは広島県に本社を置く自動車部品の独立系メーカーです。国内の自動車メーカーすべてと取引があり、ドアウエザーストリップは国内シェアトップを誇ります。この製品は自動車のドアとボディーのすき間を埋めるシール材などです。ボンネット内の防塵などにも使用されます。また住宅関連や土木関連の製品も扱っています。