小沢コージ
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小沢コージ自動車ジャーナリスト

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中の自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『日経電子版』『週刊プレイボーイ』『CAR SENSOR EDGE』『MONOMAX』『carview』など連載多数。TBSラジオ『週刊自動車批評 小沢コージのカーグルメ』パーソナリティー。著書に『クルマ界のすごい12人』(新潮新書)、『車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本』(宝島社)、『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』(集英社)など。愛車はBMWミニとホンダN-BOXと、一時ロールスロイス。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

量産FF世界最速ルノー・メガーヌRSが快適すぎてビックリ!

公開日: 更新日:

ルノー・メガーヌRS(車両価格:\4,640,000/税込み~)

 3月にマイナーチェンジしたルノー・メガーヌRSを借りて乗ってみた。このクルマは世界で最も過酷といわれるサーキット、独ニュルブルクリンクで量産FF車最速の7分40秒1のラップタイムを叩きだしたモデルだ。

 厳密にそれはメガーヌRSトロフィーRという、より硬派な仕様で、今回乗ったのはその公道バージョンたるモデル。だがマイナーチェンジでトロフィーRと同じ300ps&420Nmの1.8ℓターボを搭載したから心臓部は基本同じ。そこで筆者も恐る恐る公道を走り出したのだが驚いた。拍子抜けするほど快適なのだ。

 エンジンをかけた瞬間は、それなりに乾いたレーシングサウンドを響かせる。だが、それも「セーブ」「スポーツ」「レース」の三段階で一番大人しい「セーブ」にすればそれほどでもないし、なにより発進加速は意外なほど穏やか。パワーをダイレクトに伝えるツインクラッチミッションの6速EDCもスムーズだし、びっくりするほど滑らかだ。

期待を裏切るほど快適

 そして乗り心地だ。タイヤは245/35R19サイズのブリヂストンで、かなりゴムが薄いタイプ。だがスポーツモデル特有の硬さを持ちつつも、路面からの衝撃は角が取れている。ファミリーカー並みとはいわないが、1日乗っても疲れない乗り心地だ。

 内装クオリティーも高い。インパネは全面的にソフトパッドで覆われ、ドアトリムもカーボン風のソフト素材で上質。シートは本格的なバケットタイプだが、表面は柔らかなバックスキン調のアルカンターラで覆われ、見た目以上に座り心地はソフト。

 さらには、今回のマイナーチェンジで外観のエンブレムとライトデザインが変わっただけでなく、7インチのデジタルセンターメーターやセンターに7インチマルチメディアのEASY LINKも備わった。

 運転支援もこの手の硬派モデルには珍しく、追従クルーズコントロールや被害軽減ブレーキを新たに標準装備。普通に走っているぶんには、期待を裏切るほど快適なのだ。

大人が5人座れて荷物も十分載る

 ところが山道で一度、走行モードを「レース」に入れるともの凄い。ギアボックスのシフトアップポイントが上がり、エンジンは常に3000回転以上をキープ。エンジンサウンドもアクセルオフのたび、バチバチとバックファイアー音を響かせる。

 なのに足回りは相変わらず硬めでありつつしなやかで、快適性を保ちつつトンデモないハイスピードでコーナリングをこなしてくれる。

 まさに、今までにないレベルの大人のスポーツハッチなのだ。一応大人が5人座れて荷物も十分載る。

 エコカーもいいけど、これから電動化が進むとこの手のクルマもなかなか登場しなくなるはず。一度は本物のスポーツカーに乗ってみたいと思っている家族持ちよ。このチョイスはかなりアリだ。

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