住友化学×信越化学工業 半導体製造に欠かせない2社を比較
世界的な半導体不足が叫ばれています。次世代通信の5Gや電気自動車(EV)などがもてはやされ、これまで以上に半導体需要は高まっているようです。
米中対立によるサプライチェーン(供給網)の再構築が半導体不足に拍車をかけているという見方も根強いといえます。
日本に半導体関連メーカーは数多くあります。半導体製造装置に欠かせない部品を供給する会社や、半導体製造に必要な企業。今回は、日本を代表する半導体関連の「住友化学」と「信越化学工業」の社員待遇を比較してみます。
住友化学は住友グループの総合化学メーカーです。半導体絡みでは、半導体製造過程で使う洗浄関連材に強みを持っています。石油化学はシンガポールやサウジアラビアでも事業を展開します。農薬など農薬化学部門にも力を入れ始めました。
信越化学工業は、半導体ウエハーで世界首位を誇ります。シリコーン樹脂、希土類マグネットも主力製品で、シリコーン樹脂は日本最大のシェアです。ケイ素樹脂やフォトレジストも扱います。