東洋紡×オンワードHD 外出自粛が直撃の繊維大手2社を比較
1都3県の緊急事態宣言は解除されましたが、新型コロナウイルスの感染拡大は収まりません。大阪などでは「まん延防止等重点措置」が適用され、外出自粛をする人が増えそうです。
自宅時間が長くなると、売り上げ低迷に見舞われる業界は多くあります。飲食や宿泊、そしてアパレルもそうでしょう。外出する機会が減ればオシャレな服を身にまとう必要はありません。
今回は繊維大手の「東洋紡」と「オンワードホールディングス」の社員待遇を比較してみます。
東洋紡は1882年の創立です。大阪紡としてのスタートでした。かつては6大紡(東洋紡、日紡、鐘紡、富士紡、日清紡、日東紡)の筆頭として知られました。初代社長の山辺丈夫は英国で会った渋沢栄一に紡績技術者への転身を勧められたといいます。現在は各種フィルムや機能樹脂が収益の柱です。
オンワードHDは1927年の創業。始まりは樫山商店でした。日本を代表するアパレルメーカーの1社です。「23区」「組曲」といったオリジナルや、「TOCCA」「ポール・スミス」などライセンスブランドを幅広く手掛けます。