経営悪化に拍車をかけた「多店舗展開」と「リユース事業」

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 大塚久美子社長が鳴り物入りで進めてきた中期経営計画(2015~17年度)は、最終年度の17年2月10日に取り下げとなった。大幅な営業損失を計上し、目標達成が不可能となったためだ。

 1カ月後の3月10日、新たに「経営ビジョン」が発表された。起死回生の一手として打ち出されたのが、専門店や小型店の多店舗展開と地方での小型提携店の展開、そしてリユース事業だ。しかし、これが経営悪化に拍車をかけることになる。

 小型店は16年9月、南船橋店の出店を皮切りに多店舗展開が開始された。10月に住宅施工会社との提携店を広島市に、12月には地元百貨店との提携店を兵庫県姫路市に、17年3月にも地元百貨店との提携店を松山市に出店。経営ビジョンでは17年中に数店舗、19年までに30店舗を目指すという目標が設定された。

「本来なら業績が悪化し、リストラをやらなければならないのに、久美子さんは人を採用し、多店舗展開を始めてしまった。しかも立地がひどくて、南船橋店が出店したビビットの目の前には『ららぽーと』があるため集客力が弱い。北海道や東北などにも初出店しているが、これまで進出していなかったのは強力なライバルがいたからです。広島や愛媛にも出店したが、ここにも府中家具という地場の老舗がいる。さらに家賃の高い『なんばパークス』(大阪市)などにも出店してしまった。これでは儲からないのは目に見えています」(元社員)

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