小沢コージ
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小沢コージ自動車ジャーナリスト

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中の自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『日経電子版』『週刊プレイボーイ』『CAR SENSOR EDGE』『MONOMAX』『carview』など連載多数。TBSラジオ『週刊自動車批評 小沢コージのカーグルメ』パーソナリティー。著書に『クルマ界のすごい12人』(新潮新書)、『車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本』(宝島社)、『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』(集英社)など。愛車はBMWミニとホンダN-BOXと、一時ロールスロイス。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

上質感が増した個性派ルノー・ルーテシア 国産車に飽きたら

公開日: 更新日:

ルノー・ルーテシア(車両価格:\2,360,000/税込み~)

 昨年11月に日本上陸した個性派コンパクト、ルノー・ルーテシアに乗ってきた。今回で5代目でありファンにはお馴染みの実用ハッチバックだがますます上質感が増している。

 まずはスタイルだ。今回は骨格から一新。アライアンスを組む日産ノートe-POWERとプラットフォームを共有し、全長×全幅×全高は4075×1725×1470mmと旧型より微妙に小さくなっている。

 最大の特長は少女マンガの如くお目々パッチリだったヘッドライトが、エッジの効いたデザインとなり、フロントグリルと一体化したこと。ボンネットやサイドにも深いプレスラインが入り、リアのドアハンドルもスタイル重視のピラー一体型。

 明らかにスタイル重視で、日本車で言えばスペース効率に優れたホンダ・フィットではなく、マツダ3の方向性に近い。

 実際フロントに身長176センチの筆者が座ったポジションでリアシートに座ると、ヒザ前にコブシが1つ余るかどうか。頭上も決して広くはなく、やはりスタイル優先。かたやラゲッジは391ℓと大きめだ。

走り重視の姿勢も少しマツダっぽい

 そしてその分、走りがスポーティーで気持ちいい。

 エンジンはルノー、日産、三菱に加えてダイムラーグループと共同開発の1.3ℓ直4直噴ターボ。ピークパワー&トルクは131PS&240Nmで特にトルクは1000回転台で太いのでスタートから力強い。

 若干残念な部分もあって、発進時にときおり7速ツインクラッチミッションからショックを感じるのと、タイヤノイズがうるさめなこと。

 しかし、ひとたび走り出してしまえば変速ショックはなく、とにかくハンドリングが気持ちいい。新型プラットフォームの剛性感の高さ、重心の低さもあり、ステアリングは切り込んだ瞬間から滑らかで、思い通りにボディーを操れる。走り重視の姿勢も少しマツダっぽい。

価格に見合った上質感、走りの良さが味わえる

 それから、日産とのアライアンス効果だろう。先進安全機能も充実で、アダプティブクルーズコントロール(ACC)や被害軽減ブレーキ、車線逸脱警告を全車標準。最上級のテックパックに限っては、車線中央をトレースするレーンセンタリングアシスト機能まで付く。

 価格は236万円スタートと国産車より微妙に高めが、輸入車としてはお手軽だし、インテリアも凝っていて、フロントからリアシートまで目に付くところはほとんどソフトパッドを使用。価格に見合った上質感、走りの良さが味わえる。

 普通の国産車に少々飽きたアナタ。タマにはちょっと趣向を変えてみてはどうだろう。

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