住友商事×丸紅 就活生に人気の大手総合商社の待遇を比較
2022年4月に卒業する大学生の就職活動がスタートしました。解禁日だった3月1日には全国各所で説明会が開催されています。千葉の幕張メッセでは合同説明会が開かれ約6400人の学生が参加しました。オンライン説明会も数多く行われています。
就職先の人気ランキングで毎年のように上位に顔を出す総合商社。今回は「住友商事」と「丸紅」の社員待遇を比較してみます。
住友商事は住友グループの総合商社です。2019年に創立100周年を迎えました。住友グループのルーツは17世紀の寛永年間に住友政友が京都で開業した書物と薬の店と伝わります。400年以上の歴史を持つグループです。住友商事は中核企業のひとつとしてグループを支えています。
丸紅は芙蓉グループに属します。安田、浅野、大倉の各財閥の流れをくむ企業と富士銀行(現みずほFG)系列の会社から成り立っています。大成建設や日立製作所などが同グループです。三菱、三井、住友の3大財閥と並ぶ日本を代表する企業集団として知られます。
業績はどうでしょうか。20年3月期(連結)で比較してみます。営業収益(売上高)は住友商事が5兆2998億円、丸紅が6兆8276億円です。営業利益は1509億円とマイナス1321億円、純利益は1714億円とマイナス1975億円となっています。丸紅は資源価格下落などの影響で赤字に陥りました。