北綾瀬と方南町 地下鉄支線終点のマンションはお買い得か
1年以上にわたる新型コロナウィルス感染拡大による景気悪化に反して、株価や不動産価格は金融緩和の影響で上昇を続けている。マンション価格の上昇は東京都心だけでなく山手線の外側にまで波及。庶民ではとても購入できない状況になっている。
しかし、2日発表のニッセイ基礎研究所「不動産市況アンケート」によると、東京の不動産価格のピーク時期を、「2020年あるいは現時点(既に価格はピーク)」と専門家の3分の2が回答している。今後、現在の価格が維持される可能性は低いという見通しだ。
「専門家の中には量的緩和が当分継続することを理由に、今の相場が崩れないどころかさらにバブル化するという人もいます。セオリーや前例からするとその通りで、行き過ぎた緩和による財政危機、インフレ懸念が背景にあります。よく引き合いに出される80年代末期からのバブルに比べると、マンション価格はまだそこまで上がっていません」(不動産コンサルタント)
ただ、それ以上に不確実性が高まっているため、将来予測は難しいと話す。