小沢コージ
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小沢コージ自動車ジャーナリスト

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中の自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『日経電子版』『週刊プレイボーイ』『CAR SENSOR EDGE』『MONOMAX』『carview』など連載多数。TBSラジオ『週刊自動車批評 小沢コージのカーグルメ』パーソナリティー。著書に『クルマ界のすごい12人』(新潮新書)、『車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本』(宝島社)、『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』(集英社)など。愛車はBMWミニとホンダN-BOXと、一時ロールスロイス。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

N-BOXがマイチェン どこが良くなって、どこが物足りない?

公開日: 更新日:

ホンダN-BOX(車両価格:\1,658,800/税込み~)

 コロナ禍でありながら昨年も19万5984台を売って、4年連続で国内乗用車販売ナンバーワンになったホンダN-BOX。年末にひさびさのマイナーチェンジをしたので新型に乗ってきた。見た目、中身とも大変化はないが、要所要所に変更が加えられている。

 エクステリアはワイルドなカスタムモデルの方が変化幅が大きい。ライト類に変更はないが、メッキグリルの下半分がV字から下向きのコの字型になって迫力倍増。シンプルなノーマルモデルはメッキ部分がグリル中央に移り、面積が拡大し、微妙に存在感を増している。

 かたや地味に改善しているのがインテリアでベースモデルの内装樹脂がインパネ、ドア内張りともに下の部分がホワイト系から濃いブラウン系に。子供に蹴られても汚れが目立ちにくくなっている。

ホンダセンシングは大きく改良され◎

 一方、走りに関していうと、パワースペックはノンターボが58ps、ターボモデルが64psと変更はない。

 ただし自慢の先進安全、ホンダセンシングの改良が大きく、オートクルーズの最高速の設定が時速120kmに上がり、新東名にも対応できるようになったし、なによりもレーンキープアシストの性能が上がり、車線の中央をグイグイ走れるようになった。ここは長距離ドライブ時には非常に有用な性能アップで、運転していて非常にラクチンだ。

 それから新たに2トーンカラーにブラウン内装を組み合わせたコーディネートスタイルは非常にオシャレ。販売現場でも非常に人気が高いという。

ACCの完全停止機能が付かず

 唯一気になるのは、他のホンダNシリーズにはほとんど導入されているACC=アダプティブ・オートクルーズ作動時の完全停止機能が付かなかったことで、ココは使ってみて非常に残念。高速道路でACCとレーンキープアシストを作動させれば、後はちゃんと前を見てステアリングを保持しているだけでほとんどのユルい高速を半自動状態で走れる。ただし、時速30km以下のトロトロ運転になると停止寸前でACCが切れ、自分でブレーキを踏まなくてはならなくなるのだ。

 この機能に関してはスズキ・スペーシアやダイハツ・タントなどのライバルがほとんど導入済みなので少々不思議。開発担当者は、完全停止させるためには電子パーキングブレーキを導入しなければならず、開発時間が足りなかったと言うのだが。

 N-BOXが売れまくっているので、まだ付けなくても大丈夫と思ったのが本音かもしれないが、だとすればそれは、勝者の奢りでは? 相変わらず内外装から走りまで上質で商品力全体はピカイチだが、多少引っかかったところもあるのも事実である。

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