杉村富生
著者のコラム一覧
杉村富生経済評論家

1949年熊本県生まれ。明治大学法学部卒業。軽妙な語り口と、分かりやすい経済・株価分析などに定評がある。ラジオNIKKEI「ザ・マネー」にレギュラー出演。著書は「これから10年 株で『1億』つくる!」(すばる舎)、「株長者が絶対にハズさない『売り』『買い』サインはこれだ!」(ビジネス社)など多数。

第2のFANGを探せ! 株式投資には「夢とロマン」が不可欠

公開日: 更新日:

 株式投資には「夢とロマン」が不可欠だ、という。値動きに一喜一憂し、上がったり、下がったり、儲かったの、損したのだけではつまらない。人々(投資家)はロマンを求め、夢を追う。

■アマゾンは2730倍

 しかし、柳の下に二匹目のドジョウはいない。アマゾン・ドット・コムは1997年にアメリカ市場に上場した。株価はさえなかった。上場直後の安値は1・3ドル(株式分割を考慮)だ。その後の高値は今年の3552ドルである。何と、2730倍になっている。

 仮に、100万円を投資してずっと保有していれば(20年ちょっと)27億3000万円になった計算だ。すごい話じゃないか。

 だからこそ、世界中の投資家が「第2のFANGを探せ」と、躍起になる。

 ちなみに、ネットフリックスは上場後の安値→その後の高値では1220倍になっている。100万円が12億円強である。

 現在、人気が高いのは今年IPOの自動運転(センサー)のルミナー、AI(人工知能)のシースリーエーアイ、新型コロナウイルス治療薬を開発しているアブセラ・バイオロジクス、セールスフォースキラーと呼ばれるズームインフォ・テクノロジーズなど。

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