ベネッセHDと城南進学研究社 教育関連大手の生涯給与は?
新型コロナウイルスは学習塾のあり方を変えました。小学生や中学生が通う塾の教室は、どうしても密になりがちです。塾に子供を通わせる親は感染を心配します。緊急事態宣言が出された4月以降、リアル教室を閉鎖し、オンライン指導に切り替えた学習塾は多かったようです。
今回は、教育事業の大手である「ベネッセホールディングス(HD)」と「城南進学研究社」の社員待遇を比較してみます。
ベネッセは、進研ゼミなど通信教育の最大手です。「東京個別指導学院」や、東大受験指導で知られる「鉄緑会」といった塾も展開しています。そのほか、語学教室「ベルリッツ」、留学支援、介護や配食サービスなど幅広く手掛けます。
城南進学は、首都圏を中心に「城南予備校DUO」を運営しています。個別指導塾「城南コベッツ」や幼児教育など教育全般に力を注ぎます。医学部受験を支援する「城南医志塾」も評価されています。
両社の業績はどうでしょうか。2020年3月期(単体)で比較してみます。売上高はベネッセが152億円、城南進学が50億円です。経常利益はベネッセが76億円ですが、城南進学は6・9億円の損失でした。純利益はベネッセが140億円の損失で、城南進学は3億円。両社ともコロナの影響もあって業績は安定しないようです。