ローソンとファミマ コロナで低迷するコンビニ大手を比較
商社大手の伊藤忠商事が実施したTOB(株式の公開買い付け)によりファミリーマートは同社の完全子会社になるといいます。11月にも上場廃止になるようです。
コロナ禍でコンビニの売上高はピンチに陥っています。日本フランチャイズチェーン協会によると、7月の売上高(既存店)は前年同月比7・4%減で5カ月連続の前年割れでした。オフィス街にあるコンビニの売上高が大きく落ち込んだのが不振の原因のひとつといいます。
今回はコンビニ大手の「ローソン」と「ファミリーマート」の社員待遇を比較してみます。
ローソンのスタートは1975年。親会社はダイエーでした。1号店は大阪府豊中市です。2000年に三菱商事と業務提携。現在、同社はローソン株を50%保有しています。ローソングループの総店舗数は1万4500(8月末)です。
ファミリーマートは、セゾングループの西友ストアー(当時)が1978年に始めたコンビニエンス事業がルーツです。81年に分社化され、98年に筆頭株主が西友から伊藤忠に移りました。2016年にはユニー・グループHDと合併し、社名をユニー・ファミリーマートHDに変更。19年にファミリーマートに再度、戻りました。店舗数は1万6634(8月末)です。