テルモとHOYA 医療分野で活躍する大手2社の生涯給与を比較
新型コロナウイルスの猛威はいまだ衰えを知りません。世界の感染者数は2600万人を超えました。
重症患者を治療する切り札となっているのは「ECMO(エクモ)」(人工心肺装置)です。このエクモを販売しているのがテルモで、国内シェアは7割と伝わっています。
今回は医療分野で活躍する「テルモ」と「HOYA」の社員待遇を比較してみます。
テルモは、エクモで脚光を浴びましたが、身近な製品を数多く発売しています。体温計や血圧計などです。「医療を通じて社会に貢献する」を企業理念とし、世界160以上の国・地域で事業展開しています。設立は1921年。北里柴三郎氏ら医学者が発起人となって体温計の国産化を目指したことに始まります。来年、創立100周年を迎えます。
HOYAは、光学レンズ、メガネレンズなどで知られていますが、半導体関連や医療分野も事業領域です。内視鏡や腹腔鏡手術器具などを扱っています。創業は1941年。光学ガラス製造がスタートでした。62年にメガネ用レンズ、72年にソフトコンタクトレンズ、87年に白内障用眼内レンズの製造を開始しました。世界30以上の国・地域での事業展開です。