有森隆
著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

アイリスオーヤマ大山健太郎会長 マスクの国内生産に着手

公開日: 更新日:

 大山健太郎・アイリスオーヤマ代表取締役会長は1945年7月3日生まれの75歳。

 71年4月に大山ブロー工業(現・アイリスオーヤマ)を設立して社長に就任して以来、半世紀近くにわたって経営トップの座にある。

 新型コロナウイルスの流行後、多くの企業がマスクの生産に乗り出した。

 アイリスオーヤマ(本社・仙台市、非上場)は7月9日、角田工場(宮城県角田市)で国産マスクの生産ラインを本格稼働させた。マスクの材料となる不織布も自前で手掛け、国内で一貫生産が可能になった。

 8月には月産1億5000万枚を生産する計画だ。あの「アベノマスク」の1億3000万枚を軽く上回る。生産ラインの設備投資は約30億円。このうち最大二十数億円は、衛生用品などの工場を国内に整備した際に受け取れる政府の補助金で賄う。

 中国の大連と蘇州の2工場でマスクを生産し、不織布などの主な原材料も中国企業から仕入れていた。国内への生産回帰はリスク分散が狙いだ。中国に集中していた生産拠点を世界各地に分散する。10月から米国やフランス、11月からは韓国の現地工場でマスクの生産に乗り出す。

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