直近IPO銘柄 GMOフィナンシャルゲートは決算サービス良好
足元では、日米ともにコロナ感染第2波が拡大していますね。株式市場は堅調だった新興市場にスピード調整ムードが漂っています。
これまで強かった銘柄への利益確定売りや戻り売り、当日上昇してもまた下げて取引を終える、いわゆる「行って来い」となる銘柄も散見されます。
そこで、今回は直近IPO銘柄(7月15日マザーズ上場)であるGMOフィナンシャルゲート(4051)をピックアップします。
IPOは、4月6日上場の松屋アールアンドディ以降、コロナの影響を鑑み、見送られているケースが多くありましたが、6月24日のロコガイドに始まり、7月16日まで11社が新規上場しました。初値には買いが殺到したものの、セカンダリーでは売りを浴びる銘柄がほとんどで、現在、初値よりも株価が上にある銘柄はロコガイドのみと明暗が分かれる展開となっています。
本来であればIPOはこれまでのしこり玉がないことから、戻り売りがない需給面に妙味があるとみられます。今回は地合いも重なり、ベンチャーキャピタル(VC)の売りから需給・マインドの悪化が重なってしまいました。上昇したロコガイドには名経営者である「穐田氏」というブランドネームがあり、また今回ピックアップしたGMOフィナンシャルゲートも「GMO」という強力なブランドネームを持っています。