株価暴落で時価総額ガタ減り…上場廃止危機に直面する22社
コロナショックが企業を直撃している。自動車メーカーは北米での生産休止に追い込まれ、国内のテーマパークは相次いで営業を休止。外食店は閑古鳥が鳴いている。
株式市場は大荒れで、日経平均はこの2カ月間に30%以上も下落した。市場からは「株価暴落の影響で上場廃止に追い込まれる会社が続出する危険性がある」と囁かれ出した。
「このまま株価が戻らなかったら……という恐怖に震えている経営者が増えています。新型コロナの影響とはいえ、上場廃止に追い込まれれば企業の信用に傷がつきます。業績悪化に襲われ、下手をしたら経営危機に発展しかねません」(株式評論家の倉多慎之助氏)
東証の上場廃止基準に「時価総額基準」がある。東証1部と2部は「時価総額が10億円未満」になり、「9カ月以内に10億円以上」に戻らないと上場廃止だ。