【三菱重工vsコマツ】中国と関わりの深い2大機械メーカー
新型コロナウイルスの影響で中国経済はこの先、どうなっていくのでしょうか。世界景気への懸念も高まっていますが、今回、社員待遇を比較する2社は中国と関係の深い企業です。日本を代表する大手で機械業界を牽引しています。「三菱重工業」「コマツ(小松製作所)」とも株式市場の指数として知られる「日経中国関連株50」に選出されています。
三菱重工は1884(明治17)年の創業。創業者は言わずと知れた岩崎弥太郎です。川崎重工業、IHIとともに3大重工業とも呼ばれ、19年3月時点で研究所1、事業所・工場11、支社4、海外事務所7、その他グループ会社は国内に72、海外に163社を有しています。総合重電では首位で、火力発電所用タービンをはじめ航空、防衛、造船など幅広い事業を手掛けています。
コマツは1894(明治27)年に創立された竹内鉱業が源流です。1921(大正10)年に竹内鉱業の小松鉄工所を分離し、小松製作所が設立されました。現在は建設機械で国内トップ、世界でも米キャタピラーに次いで2位のシェアを誇っています。