ゴーンが極秘に語った「日産は2~3年以内に倒産」の現実味
■「日本政府の後ろ盾」強調
クーデターの本丸は、西川氏ではなく、日本政府だと言わんばかり。今月8日のレバノンでの会見で実名は伏せられたが、いつ“ゴーン砲”が日本政府関係者に向けられてもおかしくない。
また、日産の経営にも言及。「日産はあと2~3年内に倒産するだろう」と話していたという。かつて日産を復活させたゴーン被告の予言はあながち的外れとも言えない。
日産の経営は散々だ。ゴーン被告の逮捕日、1005・5円だった株価は、22日は631・5円と低迷が続く。今年3月期決算は4年連続の減益が確実。昨年12月、内田誠社長の新体制が発足したが、年末に日産生え抜きで人望のあった関潤・副最高執行責任者が退任を表明。日本電産に電撃移籍することになり、社内に動揺が走っているという。日産の事情に詳しい経済ジャーナリストの井上学氏が言う。