【イオンvsセブン&アイ】国内の2大流通グループを比較
流通大手の「イオン」は23年ぶりの社長交代を発表しました。創業家(岡田家)出身ではない新社長が3月1日から登板します。もうひとつの巨大流通グループ「セブン&アイ・ホールディングス(HD)」は数年前にカリスマ会長が辞任し、集団指導体制に移行しています。今回は、この2社の社員待遇を比較してみます。
イオンは千葉市に本社を構え、国内外およそ300社でイオングループを構成しています。総合スーパーのイオンリテール、食品スーパーのユナイテッド・スーパーマーケットHD(マックスバリュ関東、マルエツ、カスミ)、まいばすけっと、コンビニのミニストップなどを展開しています。ダイエーも傘下企業です。
セブン&アイHDは、コンビニのセブン―イレブン・ジャパン、総合スーパーのイトーヨーカ堂、百貨店のそごう・西武を抱えます。近年はネットや金融ビジネスにも力を入れています。
業績はどうでしょうか。前期(19年2月期=単体)の売上高はイオンが564億円、セブン&アイは1200億円。経常利益はイオンの176億円に対し、セブン&アイは945億円でした。有価証券報告書によると社員の平均年収はイオンが824・7万円(平均年齢47・2歳)、セブン&アイが736・2万円(同44・5歳)となっています。