達人が語る副業成功のコツ「時給型よりも情報発信を軸に」
2019年は副業ブームと呼ばれた。ネガティブにいえば、給料は頭打ち、年金は減額で一生働かないといけないムードだ。ポジティブにいえば、若いうちから働き口を一つにとらわれずに可能性を試せるともいえる。「副業の達人」にコツを聞いた。
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19年は副業や複業が浸透してきました。IT企業など出勤の必要性が低いベンチャーでは、複数社で働くことが一般的になってきています。大手では日産自動車やロート製薬など一部ですが、仕事が属人化していない企業ですね。
これからの時代、給与は上がりづらくなります。年収を12万円上げるのは大変です。だけど副業で12万円稼ぐのはそんなに難しくはありません。収入軸は本業に副業2つとか、3つくらい持ったほうがいい。知識は増える、転職もしやすくなる。スキルが上がれば会社に還元できます。ただ副業を会社が認めるまでは就業規則を守った範囲でやったほうがいいです。
ネット副業では広告記事を書くアフィリエイトブログは下火になりつつありますが、今から始めてもまだまだ月5万円は稼げます。ジャンルは健康、美容、ダイエット、金融は厳しくなったけど、筋トレなどは大丈夫かな。
■顔を出さなくても動画副業はできる
20年はYouTubeなどの動画ですね。顔出しのハードルはあったのですが、仮面をつけたラファエルさんやVtuber(バーチャルYouTuber)も出てきていて、副業でやりやすくなっています。顔は見せず胸を強調して料理する女性の「くまクッキング」も斬新で人気です。ゲーム実況動画は収益化の対象外になる事例も出ています。独自性が薄いという理由です。
インスタグラムは「映え」の写真をあげているだけではマネタイズ(収益化)できません。広告効果も疑問視されてきています。インスタで影響力をもって、企業スポンサーをつけたり企業の顧問になったりしないと厳しい環境になりました。