【サカイ引越vs日本通運】令和初の引っ越しシーズン突入へ
年の瀬が近づいてきました。令和になって初めての年末年始ですが、年が明けると、令和初の引っ越しシーズンに突入します。1月から件数は徐々に増えだし、3月にピークを迎えます。
今回の損得は引っ越し専業でトップの「サカイ引越センター」と、“引越しは日通”のキャッチコピーで知られる「日本通運」の社員待遇を比較してみます。
サカイ引越センターは1971年に大阪府堺市で創業しています。90年代にはコテコテの関西人が登場するCMでも話題になった会社です。現在は北海道から沖縄まで日本全国に拠点があり、ドライブレコーダーをいち早く導入するなど安全面にも力を入れています。“引越のサカイ”の愛称と、パンダのマークでおなじみです。
一方、日本通運は総合物流業者の国内最大手で、通称の「日通」で親しまれています。かつて展開していた宅配便のペリカン便を覚えている人は大勢いるのではないでしょうか。陸海空すべての輸送をカバーしているだけに取扱量は巨大です。
前期(2019年3月期)の売上高(単体)はサカイが856億円、日通は1兆1547億円、経常利益は104億円と536億円でした。総合物流だけに売上高、経常とも日通がかなり上回っていますが、自己資本比率は日通の36・4%に対し、サカイは68・4%となっています。